アスリートは大きく2つに分けることができる
- O脚のアスリート
- O脚ではないアスリート
である。
どっちが良いとか悪いとかの話ではないし
どっちが高い成績を残せるかとかの話でもない
ただ純粋に【2通り】を作ったまでの話です。
様々なアスリートがいる中でO脚のアスリートもいるでしょう。(自身がO脚だと判断している事とする)
応援側としてはこういう考えが生じるのではないか?
O脚を改善したらもっとパフォーマンスがあがるのに。
その考えは運動学的には確信をついている。
なぜならO脚は足関節や股関節が硬く、動きがダイナミックではなくなってしまうからだ。
それが改善するのであれば良くなって当然ではないか?
しかし、私的意見はO脚を改善してもさほど能力は上がらないと思っている。
そもそもアスリートであるならばO脚は改善しない方が得策かとも思っている。
体がダイナミックに動くようになればパフォーマンスも向上するのになぜ?と思うでしょう。
O脚に関して考え続けた私なりの意見をここに書いて行きたいと思います。
目次
理想は無の状態
アスリートが高いパフォーマンスを発揮する瞬間は、体が勝手に反応したとか、動きがスローに感じたという感覚があるそうです。
これをゾーンと言います。
これは思考を巡らせて得た結果ではなく、極限の集中力がなす【無】の状態です。
あれやこれを考えてプレーするよりも、最後は一点集中する事が高いパフォーマンスに繋がります。
その【無】の状態を引き出す為に、何度も何度も反復練習を繰り返して体へ技能を刷り込むわけです。刷り込めば刷り込んだだけ、考えずにプレーする事ができますからね。
【無】の状態を作りだすには、頭の中の情報量はなるべくその競技以外の事は控えた方が良いのです。
この考えにO脚の改善を足し算してみる
良いプレーを妨げてしまう原因は主に2つある
- 二重課題
- 目的別身体意識
O脚を改善するボディワークは体を動かす運動パターンを少しずつ変えて、体の使い方を変えて、体型を変えます。
脳をフル稼働させ、動く瞑想状態でないと
使いたい体の場所は使えずに、O脚は改善していきません。
O脚のアスリートにO脚を改善するボディワークをレクチャーしたとしましょう。
その瞬間に大きな課題が頭に入り
競技とO脚との二重課題を背負う事になります。
更に競技とO脚とで同じ体のパーツを使った動きがあったとします。
すると同じ体のパーツを使った動きであってもその目的が違う為
これも脳にとって、体にとって負担になります
これを目的別身体意識と言います。
野球選手(バッター)で例える
打席の中で相手ピッチャーの投げる球種やタイミングを合わせる事に一点集中したい所ですが
そこにO脚の事が頭にあると
軸脚の膝が開かないようにとか、足裏に意識を向けて踵を使ってとか
集中する所が増えて、望ましい一点集中ができません。
これは先程述べた二重課題にあてはまります。
打席内で強い打球を打つ為の身体感覚はどうでしょうか?
例:股関節を曲げる
野球的身体感覚
- 強い打球を打つのに必要な体重をためる為に股関節を曲げる
O脚改善的身体感覚
- O脚改善に必要なハムストリングの感覚を開発する為に股関節を曲げる
体の使う場所は同じでも目的が違っており、これは目的別身体意識です。
二重課題や目的別身体意識は効率が良さそうに見えて、脳は非常に疲れてパニック状態になります
なるべく1つの事だけをギュッと集中した方が良いのです。
シンプルイズベストとは良く言ったもので
やはり【無】の状態が理想で、なるべくそれに近づけるには考える事は少ない方がよいでしょう。
トレーニングと競技は別物
アスリートにとってトレーニング(ボディワーク)は必要不可欠です。
スポーツ化学の進歩により、技能向上には間違いなくするべきものです。
ですが、これらを競技に結びつける為にしていては逆効果だと思います。
『さっき足首の機能を発揮するトレーニングをしたからプレー中も足首を使うぞ。足首足首足首足首……。』
これでは確実に二重課題や目的別身体意識を作るからです。
ではどのようなマインドで取り組めば良いか?
トレーニングはトレーニング
競技は競技
それはそれ。これはこれ。
と割り切って取り組みます。
『さあ運動終了。よし、次は野球だ!』
のように別物としてまずは捉える。
結果的に競技に結びつく為にトレーニング(ボディワーク)を位置ずけておくと良いでしょう。
気づきは戦場に持ち込まない
トレーニング(ボディワーク)を続けるうちに必ず今までにない気づきが生まれる。
それは今までに意図して使った事ない所を新たに使えた時にやってくる快感です。
感覚の鋭いアスリートの方ですから、そのシュチュエーションも日々多くなる事でしょう。
その快感そのままに、気づきを武器として競技の戦場に持ち込んでしまいたくなるでしょうが
そこは我慢。
先程も述べたように、それはそれ。これはこれ。
持ち込まなくても芽生えた感覚は無意識の日々の練習で更に開花してくる。
気付いてもそっとその場に置いておこう。
まとめ
O脚のアスリートはなぜO脚を改善しない方が良いのか?
その考えをまとめると、O脚を改善するボディワークの習得の為に
- 二重課題
- 目的別身体意識
が発生してしまうリスクがあるからです。
そのリスクは競技のパフォーマンスを低下させてしまいます。
O脚がその方には成功モデルなのです。
O脚による動きが脳に蓄積されていて
O脚だから今ベストなプレーをしていると考えた方がベターかと。
だったらO脚のままその身体能力を伸ばし、O脚で生じてくる怪我や疲れのケアをする。
そう付き合った方が良い成績を残す可能性は高くなると思います。
正常な骨配列が、筋バランスが、最もパワーが生み出せる。
ごもっともです。
正常がO脚をみたらそれは非正常かもしれません。
でも
O脚で成り立っているのなら正常な骨配列も非正常なのかもしれません。
O脚のアスリートは競技人生を終えるまではO脚のままでいきましょう。
まあ、人生は長いですので競技人生が終わってからコンプレックスとして残っているのであれば外観を変える意味で改善にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
アスリートでありながらO脚を改善する唯一の方法
短めに書きます。
それはそれ。
これはこれ。
としてボディーワークと競技を割り切れる事。
または
割り切れるルーティーンを持つ事。
ですがO脚を改善するボディワークは複雑なので
絶対にそれはそれ。
絶対にこれはこれ。
ぐらいの強くきっぱりとした精神力が無いとオススメすることはできません。
最後に
これはあくまでもO脚を追いかけ続けてきた立場の人間の偏った持論にすぎません。
アスリートには勧めていないという自分が持つポリシーの表明でもあります。
なので、1つの意見としてあなたも読むだけ。
鵜呑みにはしてはいけないし、参考にもしてほしくないです。
ただあなたは読んだだけ。
私も持論を語っただけ。
SHOHEIでした。
〜最後に〜
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