手根管症候群 【解説用】

目次

どこで障害を受けているのか?

【正中神経】

【手根管】

どのようなものか?

正中神経が何らかの原因で圧迫されて発症する

最も頻度の高い絞扼性神経障害である。

発生原因

  1. 特発性(特に中高年女性)
  2. 透析患者
  3. 腫瘍性病変(ガングリオンなど)
  4. 外傷(コーレス骨折、月状骨脱臼)
  5. 屈筋破格
  6. 妊娠
  7. 膠原病、RA
  8. 感染性疾患(結核性腱鞘炎など)
  9. 内分泌性疾患
  10. 関節、手根骨病変(キーンベック病、変形性関節症)

*中高年女性は家事での手関節の過度使用、更年期ホルモンバランスの変化なども要因。個人的にはへバーテン、プジャール結節と合併多いと思う。

特発例として男女比約1:5の割合で女性に圧倒的に多く、両側性も多い。再発も多いので注意。

 

どういう症状が出るか?

  • フリックサイン(手を振る)
  • 運動時、安静時共に痺れと痛み(主に手。腕全体に広がることも)
  • 母指の対立障害
  • 母指のつまみ見動作障害
  • 母指球筋の萎縮
  • 不快感からの睡眠障害

これらの症状は朝方に増強する

【痺れ】

【フリックサインとつまみ動作障害】

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